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金元死刑囚が来日、滞在先の軽井沢に到着

2010年7月20日 8:22
金元死刑囚が来日、滞在先の軽井沢に到着

 北朝鮮の元工作員で大韓航空機爆破事件の実行犯・金賢姫元死刑囚が20日朝に来日し、滞在先の長野・軽井沢町に到着した。

 金元死刑囚を乗せた車は20日午前7時20分ごろ、滞在先となる軽井沢町の鳩山由紀夫前首相の別荘に到着した。金元死刑囚は20日午前1時半ごろ、日本政府の用意したチャーター機で韓国・仁川空港を飛び立ち、20日午前4時ごろ、羽田空港に到着した。機内で入国手続きなどを済ませたとみられ、約1時間後に姿を現した。白いスーツにサングラス姿の金元死刑囚は、そのまま用意された車に乗り込み、軽井沢に向かっていた。来日するのは今回が初めてで、23日までの4日間、滞在する。

 金元死刑囚は拉致被害者・田口八重子さんから日本語を教わったとされていて、これまでに「横田めぐみさんと一緒の地区に住んでいて、会ったことがある」と証言している。

 20日は、金元死刑囚を日本に招いた中井拉致問題相と面会するほか、午後には田口さんの息子・飯塚耕一郎さんや兄・飯塚繁雄さんと滞在先で会う予定。21日は、横田めぐみさんの両親と面会する予定で、拉致問題の進展につながる新たな情報がもたらされるか注目される。