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放送法改正 民主党提出の修正案可決

2010年5月25日 18:30
放送法改正 民主党提出の修正案可決

 放送法改正案を審議している衆議院総務委員会は25日、与党側が強行採決に踏み切り、民主党が提出した修正案を賛成多数で可決した。

 放送法改正案をめぐっては、自民・公明両党が電波監理審議会の権限強化とNHK会長の職権強化など、4つの項目についての削除を求め、与野党で修正協議が行われていた。しかし、民主党が25日朝の協議で、電波監理審議会の権限強化についてのみ削除した修正案を提出して修正協議を打ち切ったために、野党側が反発。引き続き委員長職権で開かれた委員会で、野党側が抗議する中、民主党の修正案を強行採決して可決した。

 与党側が採決を急いだのは、総務委員会に付託されている郵政改革法案を会期内に成立させるためには、25日がぎりぎりの期限となっているため。今国会での強行採決はこれで4回目で、野党側は強引な国会運営だとして対決姿勢を強めている。