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避難していた種牛1頭、口蹄疫感染か 宮崎

2010年5月22日 12:47
避難していた種牛1頭、口蹄疫感染か 宮崎

 宮崎県で発生している家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の問題で、感染を避けるため宮崎・西都市に避難していた宮崎牛の種牛6頭のうち、1頭に口蹄疫感染の疑いが確認された。

 県によると、宮崎・高鍋町の県家畜改良事業団から口蹄疫感染から守るために西都市に移動させていた宮崎牛の種牛6頭のうちのエース級1頭に感染の疑いがあることがわかった。「忠富士」と呼ばれるこの雄牛は6頭の中で最も精液の供給量が多く、宮崎牛を生み出す種牛として県内ナンバーワンと言われていた。「忠富士」は、処分されることになる。

 残り5頭の種牛については異常が見られないため処分はされず、引き続き県は経過観察を続けるとしているが、山田農水副大臣は22日朝、残りの5頭について、残り5頭の殺処分もありえるとした上で、今後の対応を大臣と検討したいとしている。