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日航社長 航空連合に再建への協力を要請

2010年4月9日 16:33

 経営再建中の「日本航空」が所属する国際航空会社連合「ワンワールド」の加盟会社トップらが8日、アメリカ・ロサンゼルスで会議を開いた。日本航空・大西社長は現状を報告し、協力を要請した。

 「アメリカン航空」を中心に、現在11社が加盟するワンワールドではトップによる会議を定期的に実施しており、今回は日本航空の経営破たん後、初めての開催となる。

 初参加のため、拍手で迎えられた大西社長は、路線の廃止や2万人規模の人員整理など合理化策を説明した上で、コードシェアによる廃止路線の補完などを念頭に再建への協力を要請した。大西社長は「日本航空が置かれた状況をつぶさに話し、理解をいただいた。私たちが一つのプラン、最後のプランを選んだときに何ができるか、協力をお願いするか、下地を作ったつもり」と話した。

 日本航空では、現在検討している更生計画案を今年6月末に裁判所へ提出することになっているが、ワンワールドのパートナーとの連携は、今後さらに重要になりそうだ。