×

白人至上主義団体指導者が殺害される 南ア

2010年4月4日 19:45

 南アフリカ・北西州で3日、白人至上主義団体の指導者が自ら経営する農場で殺害され、警察は農場の労働者2人を殺人容疑で逮捕した。

 殺害されたのは人種隔離政策「アパルトヘイト」の維持を訴える極右団体「アフリカーナー抵抗運動」のテレブランシュ議長(69)。農場の自室のベッドの上で顔や頭に傷を負った遺体で見つかり、凶器とみられるナタやつえが放置されていたという。警察は、農場で働いていた15歳の少年と21歳の男を殺人容疑で逮捕した。

 2人は「賃金の未払いをめぐってテレブランシュ氏ともめていた」と供述しており、警察は2人が口論の末、ナタで殴って殺害したとみて追及している。