北朝鮮から大量の武器を運んだとして摘発されながら、タイ当局が立件を見送った貨物機の乗組員５人がタイを出国し、日本時間１３日朝、カザフスタンに到着した。しかし、乗組員が入国したのかどうかなど、その後の足取りはわかっていない。

　貨物機の乗組員でカザフスタンやベラルーシ国籍の男５人は、タイ当局による立件が見送られて国外退去処分となり、１２日午後、バンコクのスワンナプーム国際空港から出国した。出発直前、乗組員の一人は報道陣に対し、「今後については心配していない」とコメントしている。

　５人を乗せた飛行機は日本時間１３日午前４時ごろにカザフスタンに到着した。今後、それぞれの国に戻り、訴追される見通しだが、乗組員がカザフスタンに入国したのかどうかなど、その後の足取りはわかっていない。