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石川知裕被告、離党も議員辞職もしない考え

2010年2月9日 19:22
石川知裕被告、離党も議員辞職もしない考え

 民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反の罪で起訴された民主党の衆議院議員・石川知裕被告が9日夜、地元の北海道・帯広市で記者会見し、離党も議員辞職もしない考えを表明した。

 石川被告「北海道11区、十勝の皆さま方に多大のご心配をおかけしましたことを心からおわび申し上げます。私は政治資金の出所を不明にするなどの目的で意図的に虚偽の収支報告をしたことはない。私は、水谷建設から不正な金銭を受領したことは一切ありません。離党や議員辞職はせず、地域の代表として、一日も早く国会に戻って活動するようにと強い励ましを受けました。今後とも皆さま方のご指導、ご鞭撻(べんたつ)をいただき、私に与えられた職責を果たしたいと思っている」

 起訴後、初めて地元支援者らとの会合を終えた石川被告は帯広市で会見を行い、「意図的に虚偽報告をしたことも不正な献金を受け取ったこともない」として、民主党からの離党も議員辞職もする考えがないことを明らかにした。自民党など野党側は、石川被告の議員辞職勧告決議案を国会に提出している。

 小沢幹事長の元秘書である石川被告の進退問題は、小沢幹事長自身の責任問題に直結するとみられ、引き続き大きな焦点となる。