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米国感染者急増“失業者700万人”試算も

2020年3月20日 10:58

アメリカでの新型コロナウイルスの感染者数が急増していて、1万3000人を超えた。レストランの閉鎖などで失業者が700万人生まれるという試算も出ている。

アメリカでは50州すべてで感染者が確認されていて、日本時間の20日午前7時の集計で、感染者数は1万3000人を超え、死者は185人となった。特にニューヨーク州は1日で3000人近く急増し、感染者数は5000人を超えた。ニューヨーク州知事は「検査態勢が整ったため」としているが、今後も爆発的に増えるとみていて警戒感を強めている。

レストランや店舗が次々と閉鎖されたことで、失業も深刻な問題となっている。全米レストラン協会は今後3か月で500万人から700万人が失業するとの試算を発表した。また、この期間の損失は2250億ドル、日本円で24兆7500億円にのぼるとして政府に支援を求めた。

また、アメリカ労働省も、先週に新たに失業保険を申請した件数が前の週より7万件増加し、28万1000件となったと発表していて、全米で影響が深刻化している。