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電子レンジで消毒しようと…紙幣発火相次ぐ

2020年3月12日 20:03

韓国で、新型コロナウイルスを消毒しようとして、紙幣を電子レンジで加熱し、発火する事例が相次ぎ、中央銀行にあたる韓国銀行は「効果は不明で、危険だ」として、加熱しないよう呼びかけている。

韓国銀行によると、北部の春川では、新型コロナウイルスを消毒しようとして、5万ウォン札20枚(約8万5000円分)の紙幣を電子レンジで加熱し、一部を焦がす事例があった。南東部の釜山や浦項でも同じような事例が確認されている。

偽造防止用のホログラムなどがマイクロ波に反応し、発火するということで、韓国銀行は「消毒の効果は不明で、火災の危険だけが大きくなるので、控えてほしい」と呼びかけている。

焦げた紙幣は損傷の程度に応じた金額で交換したという。