農水省が公式YouTube、狙いは?
知っておきたいデータや情報をひもとく「input」。今回は「BUZZ MAFF」。日本テレビ国際部・田中絵麻記者に聞いた。
――この「BUZZ MAFF」ですが、今年の1月に開設された、農林水産省の公式YouTubeチャンネルなんです。MAFFというのは、農林水産省の英語表記の頭文字をとったものです。
役所がYouTubeで動画を発信しているということですか?
――そうなんです。
役所というと堅いイメージがありましたけど、なんか、お笑い番組見ているようですね。
――職員から企画を公募して、採用された本人がユーチューバーとして出演して、農林水産業に関わる様々な、情報を発信しているんです。
どうして、YouTubeなんでしょう?
――広報に話をうかがったんですが、やはり、若い人たちに農林水産業の魅力を伝えるには、YouTubeがいいだろうということなんです。では、だれが伝えるのかということなんですが、農林水産省には、食に詳しい職員や農業に対して志を持った職員がたくさんいるので、当然、職員が自らがYouTuberになって伝えるのが、一番だろうということになったということなんです。また、このコンテンツをつくるにあたって、職員が直接、現場に行くことで、課題や実態を目の当たりにするよい機会になると考えたということなんです。
全部、自分たちでやってるんですよね?
――企画、撮影、編集、すべて、職員YouTuberがやっているそうです。大臣も視聴、出演、アドバイスすることもあるそうです。ただ、手作りにこだわり過ぎて年頭訓示で職員一同を集めてプロモーションの撮影をしたりと、どこまでも真面目につくろうとする官僚体質がなかなか抜けないという一面もあるそうです。
気になるのは反響ですけれど、反響はあるんですか?
――今、再生回数などを見ているとだいたい500回というぐらいですけれども、ただ、自治体から、どうやってつくっているのか?どうすれば実現できるのか?といった問い合わせやうちの町にも来てほしい。コラボできないか?などといった要望もあるということなんです。
なんだか楽しそうですね。
――今時らしい発信方法だなと感じますし、きっと今後、再生回数も認知されて、どんどん伸びていくでしょうし、今後の展開が本当に楽しみだと感じました。
【the SOCIAL inputより】