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クルーズ船医療チーム「今までで一番大変」

2020年3月4日 15:53
クルーズ船医療チーム「今までで一番大変」

新型コロナウイルスの集団感染がおきた、クルーズ船などで活動したDPAT(=災害派遣精神医療チーム)が会見し、およそ1か月の活動について「今までで一番大変だった」と述べた。

DPAT事務局によると、3日までのおよそ1か月間にわたり、精神科の医師や看護師らのべ552人が集団感染が起きたクルーズ船などで活動を行った。

乗客らからの訴えで最も多かったのは、狭い場所に閉じ込められることへの不安感や不眠などだったという。次に、「死にたい」「船から出たい」など緊急を要するケアが多かったという。

DPATが感染症で派遣されたのは初めてで、隊員1人の感染が確認されている。事務局は今回の活動について「想定外のことがあり今までで一番大変だった」としている。