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クルーズ船 感染の米国籍44人は帰国せず

2020年2月17日 10:39

新型コロナウイルスの集団感染が起きた横浜港のクルーズ船の乗客を帰国させるため、アメリカ政府が用意したチャーター機が17日朝、羽田空港を出発した。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客のうち、帰国を希望したアメリカ人が17日午前7時ごろ、アメリカ政府が用意したチャーター機2機でカリフォルニアとテキサスの基地へと出発した。乗客は到着後、2週間、隔離される予定。

アメリカ国籍の乗客は約400人だが、NIH=アメリカ国立衛生研究所によると、このうち44人は新型コロナウイルスの感染が確認されたため、帰国はせず、日本国内で治療にあたるとみられる。

このほか、カナダ、香港、オーストラリア、イタリアもチャーター機で自国民らを帰国させる方針で、日本側と調整を行っている。