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国内初の死亡女性 病室担当の看護師が感染

2020年2月17日 14:12
国内初の死亡女性 病室担当の看護師が感染

神奈川県は相模原市の病院の看護師の女性について、新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。看護師は、国内初の死亡例となった女性の病室を担当していた。

感染が確認されたのは、相模原中央病院に勤務する40代の看護師。県によると、この女性は今月1日から5日までの勤務のうち、1日は今月13日に死亡した80代女性の病室を担当し、呼吸のチェックやトイレの介助などをしていたという。

その後14日に発熱や嘔吐(おうと)の症状が出たため、15日にウイルス検査を実施、16日、陽性が判明した。死亡した80代女性の濃厚接触者は61人で、感染が確認されたのは今回の看護師が初めて。

また、厚生労働省によると集団感染が確認されているクルーズ船の中で、今月11日から厚労省との連絡役を務めていた50代の男性職員が感染していたことが新たに分かった。

男性職員は、11日に10分程度乗船者の下船の誘導を行ったが、マスクを着用し、乗船者から2メートル離れていたという。それ以外では、乗船者との接触はなかったという。職員は、17日未明、医療機関へ搬送され現在は、38度台の発熱があるという。