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「マスク品薄」どう乗り切る?新たな動きも

2020年2月7日 18:55
「マスク品薄」どう乗り切る?新たな動きも

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクの品薄が日々深刻となっている。私たちはどう乗り切ればいいのか…。新たな動きを取材した。

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各地で品薄の状態が続いているマスク。必要なわけは、新型コロナウイルス対策だけではない。

女性「花粉がひどくなるので、個人的にはあとひと月くらいで(店頭に)出てきてくれればいいなと」

マスクの高額転売が問題になる中、フリマアプリの「メルカリ」は、不適切と判断した一部の高額な商品の削除を進めていることを明らかにした。

マスク不足にネットでは、「マスクパニックはいつ収まるのか」「むやみに買っている人がいるならやめてほしい」「売ってないから作るしかないかあ」などの声が…。

マスク品薄の中、私たちはどう乗り切ればいいのだろうか?

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今週、衣類や日用品の通信販売を行う会社が始めたのは、マスクを破格の1枚1円で販売する緊急キャンペーン。マスクの品質に問題はないものの、箱に傷が入るなどして販売できなくなったマスク1万枚をメーカーから集めたという。

株式会社shoichi 代表取締役CEO 山本昌一さん「びっくりするくらい、何千人という方が登録していただいて、逆にそんなにないから申し訳ない気持ちが強いですね」

購入できるのは、1人60枚まで。今月12日までに応募した人の中から抽選で選ばれる。

株式会社shoichi 代表取締役CEO 山本昌一さん「これで必要な方に少しでも行き渡れば僕もうれしいし、マスクたちも喜ぶと思うので、そのようになってほしい」

マスク不足を受けて新たな動きも――。

SNSで布を使ってマスクを作るための型紙が公開された。基本的な裁縫の技術があれば、初心者でも比較的簡単に作れるということで話題になっている。

では、布でできたマスクでも新型コロナウイルス対策に効果があるのだろうか?

Q.マスクを手作りする人も出てきているが―?

感染症予防に詳しい東邦大学看護学部・小林教授「どうしても手に入らなければ、非常にいい案だと私は思います」

使い方のポイントとして、不織布でできたマスクよりも編み目が大きい布製のマスクは、布を重ねることでウイルスの侵入をより防ぐことができるという。

また、着用するときも鼻の周りを押さえるなど、顔と密着させることが大切だという。

Q.使い捨てマスクを使い回すのは―?

感染症予防に詳しい東邦大学看護学部・小林教授「洗うということは本来しないんですが、応急処置としては、ないよりはあった方がいいので」

応急処置として、使い回す場合は洗濯用や食器洗い用など汚れを落とす洗剤を使って洗い、すすいだ後、十分に乾かすことが重要だという。

また、マスクを製造する各社は、商品を安定的に店頭に並べられるよう、24時間態勢をとるなどし、増産しているという。