×

タイ洞窟遭難で貢献 農水省職員が受賞へ

2020年2月6日 21:59

2018年に発生したタイ北部での洞窟遭難事故で、農水省の職員が少年らの救出に貢献したとして、人事院総裁賞を受賞することが分かった。

農水省職員の降籏英樹さんは、2018年にタイ北部の洞窟に閉じ込められた少年ら13人の救出活動に貢献したとして、今回、人事院総裁賞が贈られるという。

降籏さんは、農水省のかんがい排水技術の専門家として、当時タイに派遣されていた。

洞窟遭難事故を知った降籏さんは、救助には「排水も重要だが、水の入りを止めるべきだ」と主張し、JICA(=国際協力機構)などのチームと協力して土のうやパイプを使って洞窟に流れ込む沢の水の流れを変えることで、洞窟内の水位を抑えることに成功した。

農水省関東農政局・降籏英樹さん「チームとして協力しながらやったということですので、私個人がというのは少し驚いています。私は農水省の職員ですので、賞の対象としては代表者になったと思う。感想としてはとてもうれしいです」