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“新型コロナ”水際対策は?WHOへ指摘も

2020年2月4日 5:14
“新型コロナ”水際対策は?WHOへ指摘も

横浜港でクルーズ船が検疫を受けている問題で、3日夜の深層NEWSに出演した専門家は、水際対策の重要性を強調した。

白鴎大学 岡田晴恵教授「濃厚に接触した方を割り出して、その方をちゃんと検査をし、必要な隔離を2週間行っていただくことが大事だと思います」

田村憲久元厚労相「発熱している方は検査の対象になると思いますけれども、あと、自ら、あの方(感染者)の近くにいた方で、自発的に言っていただいた方は、検査の対象にする方法はあると思います」

一方、元WHO西太平洋地域事務局長の尾身茂氏は、WHO(=世界保健機関)が先月30日、緊急事態を宣言した際、人の移動や貿易の制限は現時点では必要ないとの考えを示したことに、「経済に配慮しすぎている」と指摘した。その上で、「武漢市の初期対応の遅さは国際機関の求めるものと違ったと、WHOは指摘しないと、その責任は果たせない」などと懸念を示した。