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あす不信任決議案提出へ 問責決議案は否決

2019年6月24日 17:56
あす不信任決議案提出へ 問責決議案は否決

参議院本会議では、安倍首相に対する問責決議案が与党などの反対多数で否決された。

問責決議案が否決された野党側は、25日に内閣不信任決議案で最後の攻防に臨む。しかし、解散につながる可能性はないとみられていて緊迫感を欠いた状況。

立憲民主党・福山幹事長「多くの国民の皆さんが、アベノミクスの恩恵を全く実感できず、老後の不安を持っているからこそ、あの(老後2000万円問題)報告書の問題はここまで大きくなったのではないのでしょうか」

自民党・三原じゅん子議員「民主党政権の負の遺産の尻拭いをしてきた安倍総理に感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、まったくの常識外れ、愚か者の所業とのそしりは免れません」

追及の舞台は衆議院に移り、25日、野党5党派は党首会談を行った上で、内閣不信任決議案の共同提出に踏み切る方針。

野党側は当初、「衆議院の解散を誘発しかねない」として不信任案の提出には慎重だったが、解散の可能性がなくなったとみて、方針を一転させた形。

ただ、不信任案も与党などによって否決される見通しで、立憲民主党の中堅議員は「もう攻め手はない。参院選で勝負するしかない」と語っている。