×

“「イスラム国」の花嫁”市民権を剥奪 英

2019年2月21日 5:31

過激派組織「イスラム国」の戦闘員と結婚したイギリス人の少女が帰国を希望している問題で、イギリス政府が少女の市民権の剥奪を決めたことが分かった。

4年前、シリアに入国し、「イスラム国」の戦闘員と結婚したシャミマ・ビガムさんは今月、シリアの難民キャンプで男の子を出産した。ビガムさんは帰国を希望しているが、イギリスメディアによると、イギリス政府が家族に市民権剥奪を伝えたという。

ビガムさん「本当にショックを受けた。家族の話を聞く限りでは、イギリスに簡単に帰れると思っていた」

ジャビド内相は「テロ組織を支援した人物の帰国を躊躇(ちゅうちょ)せず阻止する」としていて、ビガムさんは夫の出身地であるオランダへの市民権の申請も検討するとしている。

「イスラム国」をめぐっては、アメリカのトランプ大統領が「拘束された戦闘員は出身国が引き取るべきだ」と発言していて、関わった人物の処遇が問題となっている。