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仏デモ激化 店舗の破壊や略奪行為が相次ぐ

2018年12月10日 7:21

フランスのマクロン政権に反発する抗議デモは、一部が暴徒化して店舗の破壊や略奪行為が相次いだ。マクロン大統領は10日に今後の対応を発表する予定で、事態を収束させられるか注目される。

8日に行われたデモには、パリだけで約1万人が参加した。一部は暴徒化し、店舗を破壊したほか、商店への略奪行為も見られ、パリだけで1700人以上が拘束されている。市民からは破壊行為に対して憤りの声も聞かれた。

市民「こんなことは受け入れられない。見てくれ、何もかも破壊され、被害を受けている」

フランス政府は抗議デモのきっかけになった燃料税の引き上げを断念したが、政権を批判するデモは収まらず、15日にも参加が呼びかけられている。

マクロン大統領は10日に今後の対応策を発表するということで、事態を収束させられるか注目される。