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フジモリ氏「殺さないでくれ」恩赦取り消し

2018年10月5日 12:56

南米ペルーの最高裁判所から恩赦を取り消され、再び収監する決定を受けたフジモリ元大統領が4日、声明を出し、「殺さないでくれ」と述べて決定の見直しを求めた。

フジモリ氏は、去年12月、当時の大統領から禁錮刑に対する恩赦を与えられ、釈放されていたが、ペルーの最高裁は3日、「恩赦は違法」だとして、取り消す決定を出した。

決定後、フジモリ氏は病院に搬送されていたが、4日、ツイッターに動画を投稿し、決定の見直しを求めた。

ペルー・フジモリ元大統領「大統領や裁判官たちに、たったひとつ頼みがある。どうか私を殺さないでくれ」

フジモリ氏は不整脈を患っていて、「刑務所に戻ったら私の心臓は持ちこたえられないだろう」と述べている。フジモリ氏の弁護士は、最高裁に対し、拘束命令の停止を求めている。