日比谷公園で大人たちが鉄棒をするワケとは
東京・霞が関にほど近い都立日比谷公園。昼休みになると、ある目的のために集まるサラリーマンたちがいる。公園に集まる変わった目的とは何なのだろうか。
日比谷公園で鉄棒をする人たちがいる。日比谷鉄棒クラブの皆さんだ。鉄棒クラブといっても決まりがあるわけではなく、来られるときに来て一緒に練習をする仲間だ。
日比谷公園の遊具があるエリアでは、昼休みの時間になると鉄棒をする人が集まる。大半が日比谷公園周辺のサラリーマンだ。鉄棒歴3年、鉄鋼メーカーに勤務する依田さんが通い始めたきっかけは…
依田さん「五十肩で肩が上がらなかったから。最初はぶらさがっているだけだったんです」
今では鉄棒の腕もかなりあがったという。
始めたきっかけは、皆さんバラバラだが続けるのには理由があるという。
官公庁に勤務する松本さん「動いた後の方が逆に頭働きますし、気持ちをリフレッシュして昼休みあけられるので」
勤務時間中は社内でデスクワーク中心で座っていることが多かったが、鉄棒を始めてからは、社外に出て体を動かすことで心身ともにリフレッシュできるようになったという。
そして1番の醍醐味(だいごみ)が…
外資系銀行に勤務する細井さん「みんなとおしゃべり楽しいじゃないですか。職場も違うし世代も違うし、ほとんどおしゃべり9割で、練習1割って感じですけど」
お昼の日比谷公園は、特別な大人の社交場となっていた。
【the SOCIAL viewより】