元プロテニスプレーヤーでスポーツキャスターの松岡修造さん（５０）が８日、著書「弱さをさらけだす勇気」（講談社）の出版記念イベントを都内の書店で行った。

“弱さ”や“失敗”を飛躍のチャンスに変える松岡流「自分の生かし方」をつづった一冊。松岡さんはこの日、「基本的に皆さんは、松岡修造の捉え方を間違っている」と切り出し、「松岡修造は本当に弱い」と断言した。
さらに、家庭内でのエピソードとして「ウチの息子にも『みんな、お父さんのことを勘違いしている』って言われた。強くて何でも前向きに捉えられる人だと思われているけど、『実際は違うじゃねぇか』って」と告白。そのうえで「本当の弱さをさらけだすためには、こういう本を通じてさらけだすのが一番伝わるなと思った」と本書のテーマを“弱さ”に設定した経緯を明かした。

「どんな人に読んでもらいたい？」と取材陣に聞かれると「ハッキリと言えることは『強い人は読むな！』ってことです。読んだら怒鳴りに行きますよ！強い人は“天然”。弱いという物の捉え方がないし、メンタルトレーニングも必要がない」と、きっぱり。
「僕は今、応援が生きがいなんで、たくさんの人に応援を届けたい」と話し、悩める人々に取材カメラを通じて「君は弱いのか？大丈夫！弱さは強さだ！君ならできる！」と熱く呼びかけた。