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米朝首脳会談 米メディアは厳しい見方

2018年6月13日 10:53

12日に行われた米朝首脳会談について、アメリカメディアは非核化の具体性がないことや、トランプ大統領が米韓合同軍事演習の中止に言及したことについて、厳しい見方を示している。

ワシントン・ポスト紙は共同声明での非核化について、「詳細がなく、象徴的な約束をしただけだ」と指摘。「今後は難しい交渉になるかもしれない」との見方を示している。また、トランプ大統領が米韓合同軍事演習の中止に言及したことについて、「長年にわたるアメリカ政府の見解を覆した」と批判的な見方を示している。

これまでアメリカ政府は「演習は防衛のためであり、北朝鮮情勢に関連したものではない」との立場をとってきただけに、ニューヨークタイムズ紙は「国防総省も韓国も衝撃を受けた。この発言によってどういった影響が出るか当局も慌てている」と伝えている。