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米朝首脳会談「中止」も トランプ氏けん制

2018年5月23日 2:59

アメリカのトランプ大統領は、来月12日に予定される米朝首脳会談について、北朝鮮の対応次第では「中止」や「延期」の可能性があるとの認識を示し、けん制した。

トランプ大統領は、アメリカを訪問している韓国の文在寅大統領との会談の冒頭、米朝首脳会談について「6月12日に行われない可能性もある」「後で行われるかもしれない」と述べ、「中止」や「延期」になる可能性があるとの認識を示した。

北朝鮮が「アメリカは一方的な核放棄を強要している」として会談の取りやめをほのめかすなど、揺さぶりをかけていることをけん制する狙いがあるとみられる。トランプ大統領は「北朝鮮の態度が変わったのは快くない」と語った。

その一方で、トランプ大統領は北朝鮮が重視する「体制保証」を与える考えを改めて示した上で、「韓国と中国、日本は北朝鮮を繁栄させるため資金援助をすると言っている」とも指摘。北朝鮮に非核化に応じるよう呼びかけた。