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マニラの慰安婦像 比政府によって撤去

2018年4月29日 1:13

フィリピンの首都マニラに去年設置された慰安婦像が、27日夜、フィリピン政府によって撤去された。

マニラにある日本大使館によると27日夜、フィリピンの大統領府を含む複数のフィリピン政府の関係機関から、慰安婦像を撤去するとの連絡が大使館に入った。

その後、マニラ湾沿いの設置場所で、重機を使って慰安婦像が台座ごと撤去される様子を大使館の職員が確認したという。

この慰安婦像は、去年12月にフィリピンの政府機関が設置したもので、女性が目隠しされた姿で、高さがおよそ3メートルほどあった。

フィリピン政府から撤去理由についての説明はないということだが、設置後に日本政府がフィリピン政府に対して遺憾の意を伝えていて、フィリピン政府が日本との関係に配慮したものとみられる。