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中国艦隊 西太平洋で初の実戦想定した訓練

2018年4月22日 1:17

中国海軍の空母艦隊が20日、西太平洋上で初めて実戦を想定した訓練を行った。関係を強める台湾とアメリカをけん制する狙いもあるとみられる。

中国中央テレビは21日、台湾東部の西太平洋上で中国海軍の空母「遼寧」や艦載する戦闘機などが初めて実戦を想定した訓練を行ったと伝えた。

訓練は、空母の作戦能力をアピールし「一つの中国」を認めない台湾の蔡英文政権や、その台湾との結びつきを強めようとするアメリカのトランプ政権をけん制する狙いがあるとみられる。

中国の習近平指導部は、台湾の独立を目指すいかなるたくらみも許さないと強く警告していて、18日には台湾海峡とみられる海域で実弾を使った軍事演習を行っている。