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農水省から文書発見 官邸「問題はない」

2018年4月13日 12:13
農水省から文書発見 官邸「問題はない」

加計学園の問題をめぐり、元首相秘書官と愛媛県側が面会した記録について斎藤農水相は農水省にも残されていたとして、文書を公表した。面会記録が農水省からも見つかったことについて首相官邸サイドは「問題はない」との認識を強調している。

菅官房長官は会見で「文書は愛媛県の文書だ」とだけ述べて政府とは関係ないという姿勢を見せた。しかし、自民党内には危機感も広がっている。

菅官房長官「(Q.政府全体の信頼が損なわれる問題だという声もありますが)愛媛県の文書だと思います」

また安倍首相も周辺に「中央官庁で見つかったとしても新しい内容はない。たまたま残っていたということだ」と語っている。しかし、ある自民党議員は「農水省から見つかったことで文書の信ぴょう性が上がった。どんどん深みにはまっている」と述べている。

別の議員は「もう誰も自民党のことを信じなくなる」と話すなど、危機感をあらわにしている。一方、野党側は「愛媛県の主張が正しいことがまた一歩裏付けられた」などとして、さらに追及姿勢を強めている。

立憲民主党・逢坂議員「官邸が水戸黄門の印籠のようなものを愛媛に与えて、各省に対して獣医学部の設置をお願いしますということを回らせた。その証拠ではないか」

野党側は柳瀬氏の証人喚問を求めているが、政府・与党内にももはや喚問は避けられないとの声が強まっている。