アメリカの民間宇宙企業「スペースＸ」は２２日、１万機以上の人工衛星を使った高速インターネット通信網を展開するための試験衛星の打ち上げに成功した。

２機の試験衛星は、２２日カリフォルニア州の空軍基地から打ち上げられた。発表などによると「スペースＸ」は、上空千数百キロに打ち上げた約１万２０００機の通信衛星を使って地球全体をカバーする高速インターネット通信網を展開する方針で、ここ数年でまず４０００機以上の衛星打ち上げを計画している。

今回打ち上げられた試験衛星はそのサービスを展開するためのデータ収集を行うもので、「スペースＸ」は「通信網が展開すれば、世界の人口の少ない地域でも低価格で高速なインターネット通信を提供できる」としている。