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北海道沖の超巨大地震「切迫の可能性高い」

2017年12月19日 15:49
北海道沖の超巨大地震「切迫の可能性高い」

政府は、北海道の千島海溝沿いでも東日本大震災のような「超巨大地震」が起きる恐れがあり、「発生が切迫している可能性が高い」と発表した。

政府の地震調査委員会が、北海道の十勝から根室地方沿岸の地層を調べたところ、千島海溝沿いでは、東日本大震災クラスの「超巨大地震」が平均で340年から380年の間隔で発生し、最後の発生から、すでに400年程度経過しているため、「発生が切迫している可能性が高い」と発表した。

その上で、「超巨大地震」が今後30年以内に起きる確率は、最大40%に上るとしている。

地震調査委員会・平田直委員長「東北で起きた、2011年に起きたような非常に大きな地震が、千島海溝で起きる可能性が高い」

また、実際に地層を調べた研究者で北海道大学・平川一臣名誉教授は、「ほとんど400年弱くらいの(周期で)きている。すでに400年たっているので、いつ超巨大津波がきてもおかしくない」と述べた。

国は今後、具体的な津波の高さなどを想定し、公表することにしている。