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東京五輪会場に大腸菌…選手らに対応策説明

2017年10月14日 22:46
東京五輪会場に大腸菌…選手らに対応策説明

 2020年東京オリンピック・パラリンピックでトライアスロンなどの会場になる東京の「お台場海浜公園」で、基準を上回る大腸菌などが検出された問題で、大会組織委員会などが選手に対応策を説明した。

 港区の「お台場海浜公園」は、大会開催期間と同じ今年7月から9月までに行われた水質調査で、「大腸菌」など複数の項目で、定められた基準値を最大21倍上回っていた。

 下水の処理能力を超える量の雨が降った際に、未処理の下水が川に混ざり流れ込んだことが原因とみられるという。

 15日、そのお台場を会場にトライアスロンの日本選手権が行われるのを前に、14日、組織委員会などが選手らに向けて説明会を開き、今後、汚水の流入を減らすための水中スクリーンを設置するなど、対策をとると説明した。

 組織委員会スポーツ局長・室伏広治氏「(アスリートらが)安全、そして安心して競技に臨めるように準備を進めて参りたい」

 10月に入ってからの調査では水質に問題がなかったとして、15日の大会は予定通り実施されるという。