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安保理緊急会合で北非難 議長声明を採択

2017年8月30日 10:43

 北朝鮮のミサイル発射を受け、国連の安全保障理事会が日本時間30日午前、緊急会合を開き、北朝鮮を非難する議長声明を採択した。

 安保理は「日本の上空を越えた弾道ミサイルの発射を強く非難する」などとする議長声明を採択した。

 アメリカ・ヘイリー国連大使「北朝鮮問題で世界は間違いなく団結している」「私たちは北朝鮮が日本に対して行った常軌を逸した行動を非難する。北朝鮮がミサイル発射をやめ、核兵器を放棄するよう要求する」

 アメリカと日本は次のステップとしてさらなる強い制裁措置が必要と主張した。新たな制裁の焦点となるのは北朝鮮への「石油の輸出禁止」。しかし、ロシアの国連大使はこの日の会合で「制裁措置のみで解決するのは不可能だ」と慎重な姿勢を改めて示すなど調整は難航が予想される。