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メルボルンで立てこもり 銃撃戦の末、射殺

2017年6月6日 3:12

 オーストラリアのメルボルンで5日、男が女性を人質にとって立てこもり、警察と銃撃戦となった。男は射殺されたが、イスラム過激派との関連をほのめかしていたとの情報があり、警察はテロの可能性もあるとみて調べている。

 5日午後、オーストラリア南東部のメルボルン近郊のアパートで、男が女性1人を人質にとって立てこもった。その後、駆けつけた警察と銃撃戦となり、男は射殺され、人質の女性は無事に救出された。

 地元警察によると、この銃撃戦で警察官3人がケガしたほか、巻き込まれたとみられる男性1人の遺体が見つかったという。

 事件が起きている最中に地元テレビ局に男の声で、「これは『イスラム国』のためだ、アルカイダのためだ」という内容の電話があった。

 警察は、電話の男を特定していないが、射殺された男がかけたとの情報もあるため、男の身元の確認を急ぐとともに、テロの可能性もあるとして慎重に捜査している。