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日本人技師の銅像頭部切り取られる 台湾

2017年4月17日 16:03

 台湾で16日、日本統治時代にダムの建設に貢献した日本人技師の銅像の頭部が切り取られていたことが分かった。

 頭部が切り取られていたのは、台南市の公園に設置されている、日本人で石川県出身の土木技師、八田與一氏の銅像。地元メディアなどによると、公園の職員が16日に頭部がなくなっていることに気付いた。

 八田氏は日本が台湾を統治していた1930年に、当時アジア最大規模の烏山頭ダムを完成させ、計1万6000キロの給排水路を作り、台湾南部の米作りの発展に大きく貢献した。八田氏の命日にあたる来月8日には、日本と台湾双方の関係者が記念行事を開く予定で、公園の管理者はそれまでに像を修復する方針。