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日本の人口 2053年頃、1億人割り込む

2017年4月10日 16:15
日本の人口 2053年頃、1億人割り込む

 日本の人口が1億人を割り込む時期が今から36年後の2053年頃になることが、国立社会保障・人口問題研究所の推計でわかった。

 人口推計は、国立社会保障・人口問題研究所が、国勢調査をもとに5年ごとに公表しているもの。今回の発表では、2015年、1億2709万人だった日本の人口は、36年後の2053年に大台の1億人を割り込むと推計された。ただ前回の推計よりも5年遅くなっている。

 さらに2065年には人口が今より約3割減り、8808万人にまで減少すると推計された。その時、65歳以上の高齢者の割合は38.4%になるが、これも前回の調査より2ポイント少なくなっている。

 依然として高齢化社会は続くが、30歳から40歳代の出産が増えたことなどから、人口減少の速度や高齢化の進行度合いは緩和されているという。