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自殺者数 22年ぶりに2万2千人を下回る

2017年3月23日 11:07

 去年1年間の自殺者数の確定値が発表され、22年ぶりに2万2000人を下回った。

 厚生労働省によると去年1年間に自殺した人の数は、2万1897人で前の年より2128人減少し22年ぶりに2万2000人を下回った。厚労省は、地域の自殺対策が浸透してきたためと分析している。

 職業別でみると無職の人が1万2874人で最も多く、全体の約60%を占めている。次いで、勤め人が6324人となっているが、いずれも減少傾向にある。また、中高生の自殺者数は308人で、前の年より10.2%減少した。

 月別では自殺者が最も多いのは3月、次いで5月となっていて、人事異動や連休が影響しているとみられている。