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福島第一原発1号機 底に“砂のような物”

2017年3月21日 21:03
福島第一原発1号機 底に“砂のような物”

 メルトダウンした福島第一原発1号機にロボットを投入した内部調査で、核燃料が溶け落ちたとみられる原子炉の底に、砂のような物が積もっているのが初めて確認され、その写真が公開された。

 写真は、調査ロボットが20日、1号機格納容器の水がたまっている底の部分を撮影したもので、砂のような物が一面に積もっている。水中の調査では、これまでで最大の1時間あたり11シーベルトという高い線量を記録したという。

 東京電力は溶け落ちた核燃料ではないとみていて、今後、採取して分析する方針。

 今回の調査は、格納容器内にロボットを投入して作業用の足場の上を移動、カメラ付きのセンサーをワカサギ釣りのようにつり下げ、水の中の撮影や放射線量の測定を行った。東京電力は調査を22日も続け、溶け落ちた核燃料の情報を得たいとしている。