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「TPPの意義、しつこいくらい説明する」

2017年2月2日 16:54
「TPPの意義、しつこいくらい説明する」

 2日の衆議院予算委員会で、安倍首相は今月10日に予定されているアメリカ・トランプ大統領との首脳会談でTPP(=環太平洋経済連携協定)の意義について「しつこいくらい説明する」と述べた。

 民進党の福島伸享議員が、日米2国間の貿易協定については拒否すべきだとただしたのに対して、安倍首相はまずトランプ政権の考えを知ることが先で、TPPの意義も説明する方針を強調した。

 福島議員「トランプ(大統領)がTPPに満足じゃないと言って、(2国間の)交渉を持ちかけられたら、私はそれを拒否すべきだと思うんですけども」

 安倍首相「TPPの交渉の結果を見てどのように言ってるのか、あるいはマルチの仕組みが嫌だと言っているのかもしれません。しかし、会談においても、TPPの価値については、粘り強く、しつこいぐらい、一応、話はしていきたいと」

 福島議員「今さらTPPの中身はこうですなんて説明するような、ボケた段階ではないと思います。(TPPの結果から)びた一文動かないということを明言することなのではないですか」

 安倍首相「一方的に得をするような関係では、お互いに長続きしないのは明々白々ですから、前向きに建設的な話をしていきたいと思っています」

 安倍首相はまた、今後のTPPの枠組みについて発効要件を修正した上で、アメリカを除いた形につくりかえるかどうか、今後、しっかりと検討していきたいと述べた。