×

心臓移植手術の8歳女児 カナダから帰国

2011年4月25日 21:42
心臓移植手術の8歳女児 カナダから帰国

 子供からの臓器提供が可能となる直前に心臓の移植手術を受けるためカナダに渡った女児が25日、無事、手術を終えて帰国した。

 東京・中野区の小学生・古家菜沙ちゃん(8)は、心臓の筋肉が硬くなる病気で、去年4月に余命半年と宣告された。日本では去年7月に子供の臓器の提供ができるようになったが、菜沙ちゃんは日本で臓器提供を待つ猶予はなく、約1億円の医療費を募金で賄い、今年1月、カナダで心臓移植を受けた。

 菜沙ちゃん「ありがとうございました。また学校に元気に行きたいです」

 母親・美穂さん「(外国では)文化の違いや言語の違い、色々なことでぶつかることがあり、これが日本だったらもっとスムーズにいっただろうなと思うこともたくさんありました」

 また、菜沙ちゃんの両親は会見で、今月、日本で初めて子供からの心臓移植が行われたことについて「少しでも日本でできることが増えれば、一人でも多くの命が救われるのではないかと思う」と語った。