コロナで打撃の企業 マスク製造へ

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富山2020.03.17 18:54

 新型コロナウイルスの感染拡大は県内の企業活動にも影響を及ぼしています。こうした中、本業が影響を受けている富山市の企業が、新たに、あるものの生産に乗り出しました。

 女性たちがミシンを使って作っているこちら、何かわかりますか?バスの窓に取り付けるカーテンです。富山市赤田の秀和商会では45年前の創業時から、バスの内装に使われる布製品などを作っています。

 例えば路線バスのシートカバーの国内シェア100%など、いずれも高いシェアを誇ります。この秀和商会が、16日から生産を開始したのがこちら…

 マスクです。

 秀和商会 地崎靖雄社長「ニュース等で全国的にマスクが不足しているということを知りまして。十分機材もそろっていますし、スキルもありますのでこれは社会のために役立つと、マスク作りを決めることにしました」

 バスの内装品で培った立体的に縫う技術を生かし、先週から試作を重ねて完成させました。抗菌シートなどを入れることができるポケットも取り付けています。

 今回、新たな事業に乗り出した背景には、本業をめぐる懸念があります。

 新型コロナウイルスの感染拡大で観光旅行や移動の需要が大幅に減る中、新たなバスの購入を見送る動きが顕著になり、バス製造会社が生産計画を見直している中、秀和商会にもしわ寄せがきています。

 秀和商会 地崎靖雄社長「取引先から通達はあったんですけども、4月からかなりの減産が見込まれます。もしかすると半分くらいになるかもしれないということで、大変厳しい状況に追い込まれると思います」


 バス関連での売り上げ減少を少しでも補おうと始めた布製のマスク作り。工場には材料となるガーゼが次々と届いていました。

 Qだいたいどれくらいになるのか?

 秀和商会 地崎靖雄社長「マスク1万5000枚分になると思います」

 ただ、ガーゼも需要の高まりで品不足となり、一般的な白いものは手に入らず、それ以外の色で何とか確保しました。

 秀和商会ではマスクをまずは1日300枚をめどに生産し、来月以降は1日1000枚ほど作りたいとしています。作ったマスクは、早ければ来週から会社の前で直売する予定だということです。

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