選挙に影響? 議会庁舎への「喫煙所」設置問題 各派代表者会議を急きょ中止 議論先送り 北海道議会

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北海道2019.07.12 21:26

新しい北海道議会庁舎への喫煙所設置を巡る問題で、2大会派のひとつ「民主・道民連合」が、当初の方針から一転して設置を求めないことを決めました。また、すべての会派で最終的な議論を行う会議が、急きょ中止になりました。背景には何があったのでしょうか。

「新庁舎に、うちの会派は控え室に喫煙所を設けない決定をした」
こう話すのは2大会派の一つ「民主・道民連合」の笹田道議。建設中の道議会新庁舎への喫煙所設置に当初は前向きでしたが、12日の役員会議で一転して設置を求めないことを決めました。反対世論の高まりなどが理由だといいます。
(民主・道民連合 笹田浩幹事長)
「(会派の)議員の皆さんの声をきいて民主的に決めました」
これによって5つある会派のうち、最大会派の「自民党・道民会議」だけが設置を求めることになりました。
(北海道議会)
「令和元年第2回定例会を閉会します」
12日閉会した道議会。実は12日午前に各会派の代表者が集まり、喫煙所が必要か否か議会としての方針を決めるはずでした。しかし…、
(中内佑記者)
「12日、議長室に各会派の代表者が集って会議が開かれる予定でしたが、急きょ中止となりました」
予定していた会議が突如、中止に。結論を出すのは先送りとなりました。代表者会議を招集するのは議長です。いまは自民党会派の議員が務めています。関係者によると、先送りには会派に対する「ある道連幹部の発言」が影響しているといいます。
「参院選に影響を与えないようにしてほしい。このままでは選挙を戦えない」
ほかの会派からは、疑問の声が…、
(日本共産党 真下紀子道議)
「意見をまとめきれないところがあると思うが、非常に残念です。結果を早期に出した方がいいと思う」
議員総会を開いた自民党会派。その中で設置反対を主張する藤沢道議は、改めて異を唱えたといいます。
(自民党・道民会議 藤沢澄雄道議)
「もう一度みんなの意見を聞いてほしい。そういう場をつくってほしいと提案した」
こうした論争にこれまで介入する姿勢を示してこなかった鈴木知事。10日には新庁舎の完全禁煙を求める日本禁煙学会の医師から知事に対して住民監査請求をされましたが…、
(鈴木直道知事)
「やはり議会において、しっかりと議論を深めていただきたい」
またしても煙に巻きました。禁煙化の流れが進む社会の中で、はたして新庁舎に喫煙所は設置されるのか。議論は宙に浮いたままです。

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