毛ガニ漁自粛で祭りも中止 漁獲量減少し苦渋の選択 肩落とす関係者 北海道室蘭市

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北海道2019.07.10 23:38

ここでも名産の海の幸がピンチです。北海道室蘭市では毛ガニの漁獲量が減っていて、夏の風物詩「毛がに祭り」が、ことしで3年連続の中止になる見通しとなり、地元関係者は肩を落としています。

夏の胆振の味覚「毛ガニ」です。肉厚なそのお味は。
(森永記者リポート)
「それではいただきます。カニの旨味がすごいです。濃厚なミソとの相性も抜群です」
室蘭市内の飲食店では毛ガニが看板メニュー。しかし、ここ数年は高値が続いているうえ、今シーズンはもう室蘭でカニを仕入れることができず、遠くへ買い付けに行かなければならないといいます。
(ろばた焼番屋 菅 信也社長)
「年々、1割・2割(値段が)上がっていますね。食べる人が少なくなるかもしれないね」
生きたカニを扱うこちらの鮮魚店も、困惑の表情を浮かべます。
(渡辺鮮魚店 山本涼子さん)
「室蘭の市場で仕入れができなくなるので、生きたカニを客に提供できず残念。室蘭はカニが1年に1回の楽しみですからね」
近海のカニの漁獲量は、このところ減少の一途をたどっていて、おととしのせりでも、すでに漁獲量が落ち込み値段が高騰していました。
室蘭漁協では、採算性と資源保護のため、胆振太平洋海域での毛ガニ漁を今シーズンは自粛すると決めたのです。地場のカニを地元で安く提供する室蘭の夏のイベント「毛がに祭り」も3年連続で中止の見通しです。
(室蘭水産物商業協同組合 橋本 博幸理事長)
「室蘭の皆さんに供給したいが、こういう値段では無理。模索はしているが、今年も無理かな」
この時期は、本州からもカニの問い合わせが来るほどという室蘭の夏の味。今後の漁模様を見守るしかありません。

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