前代未聞 パワハラが原因か 北海道大学総長の解任申し出提出へ 札幌市

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北海道2019.07.09 19:31

北海道大学の学内組織が、パワーハラスメントを理由に近く文部科学大臣に名和豊春総長の解任を申し出る方針を示しました。これに対して名和総長が代理人を通じてコメントを発表しました。「注意や叱責をしたことはあるがいわゆるパワハラと評価される行為に及んだ事実はない」と反論しているんですね。北大でいま何が起きているのでしょうか。

(北海道大学 名和豊春総長)
「実は、このジンギスカンっていうのは北海道大学で一番大切だと思っています。なぜかというとコミュニケーションです」
1年前、北海道大学の構内にはジンギスカンができるテラスを備えたコンビニが開業しました。民間企業との連携を積極的に進めてきたのが名和豊春総長です。
名和総長をめぐっては、職員や教員ら数十人に対して大声で叱責したり人格を否定する発言を繰り返すなどしたとして、内部の調査でパワーハラスメントと認定されたということです。
名和総長は去年12月から体調不良を理由に休職していて、ことし春の入学式でも職務代理に就いた副学長が挨拶するなど総長の姿はありませんでした。
(樋口記者リポート)
「北大では7か月にわたり大学のトップが不在という異例の状況が続いています」
北大は「大学の運営に支障は出ていない」としていますが学生からは不安の声が上がっています。
(北大3年生)
「北大の地位が下がることがあるかもしれないので嫌だなと思いました」
(北大4年生)
「不名誉なことだと思いますが、起きてしまったからにはしっかり反省をしてそれなりの態度で誠意を示すべきではないかと思います」
8日付けで名和総長は代理人を通じてコメントを発表しました。
「職員との意思疎通に十全を欠き、今日の事態を招いたことは不徳のいたすところであり深く反省しています。パワハラと評価される行為に及んだ事実はありません」
しかし、調査の後ろ盾となっている北大の「総長選考会議」は、近く文部科学大臣に総長の解任を申し出る見通しです。事態を受け柴山文部科学大臣は…
(柴山文科相)
「現時点では北海道大学総長選考会議から申し出を受けておりませんけれども、申し出の内容を確認し、国立大学法人法および行政手続法に則って適切に対応していきたい」
大学トップの解任は国立大学の法人化以降、初めてとなる異例の事態です。それだけに、今後どのように推移していくか予断を許さない状況です。

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