七緒八くんが位牌持ち…小山三さんとお別れ

2015年4月9日 14:28

6日に死去した歌舞伎俳優の中村小山三さんの告別式が9日、東京・宝仙寺で。喪主の中村勘九郎・七之助は公演で欠席したが、松竹の関係者が「小山三は歌舞伎界、中村屋の宝です」と2人の言葉を代読した。

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 6日に虚血性心不全のため94歳で死去した歌舞伎俳優の中村小山三(なかむら・こさんざ=本名・福井貞雄)さんの告別式が9日、東京・中野区の宝仙寺で営まれ、坂田藤十郎(83)、富司純子(69)、中村勘九郎(33)の妻で女優の前田愛(31)と長男の七緒八くん(4)ら約300人が参列した。

 小山三さんの弟弟子にあたる歌舞伎俳優の中村小三郎(66)が弔辞で自身の飼っていたパグ犬が死んだ際、小山三さんが6カ月の間、1日も欠かさずに朝食を供えていたという温かいエピソードを明かし、「4歳の時から90年間、中村屋の弟子として、普通の人には体験できない波乱万丈な人生だったと思います。そんな小山三さんと40年間お付き合いできて幸せでした」と、しみじみ。
 涙をこらえつつ、「皆さん、小山三さんのことを忘れないでください!」と絶叫した。

 喪主を務めた勘九郎と七之助(31)は、公演のため欠席。
 松竹株式会社常務取締役の岡崎哲也氏が2人の言葉を「父(18代勘三郎さん)が申していた通り、小山三は歌舞伎界、そして中村屋の宝です。今は祖父(17代勘三郎さん)と父に再会し、2人の世話にてんてこ舞いしている姿が目に浮かびます」と代読。さらに「ありがとう、小山三さん。いつまでもずっと愛しているよ。じじちゃまによろしくね」と感謝の言葉をおくった。

 出棺の際は小三郎が遺影を、七緒八くんが位牌を持ち、「中村屋!」というかけ声が飛び交う中、霊きゅう車は出発した。

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