市川海老蔵、亡き父との共演作評価に感謝

2013年9月3日 21:26

映画「利休にたずねよ」が「第37回モントリオール世界映画祭」で最優秀芸術貢献賞に輝き3日、主演を務めた市川海老蔵が都内で会見。亡き父・團十郎との共演作が海外で評価され、「父も喜ぶと思う」

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 映画「利休にたずねよ」(12月7日公開)が「第37回モントリオール世界映画祭」で最優秀芸術貢献賞に輝き3日、主演を務めた歌舞伎俳優の市川海老蔵(35)が都内で記者会見を行った。

 東京・歌舞伎座での公演を終え、緊張した面持ちで報道陣の前に姿を見せ、「とてもありがたい、光栄なこと。『芸術』という言葉が賞にあるように、日本の文化、お茶の美しさが海外の皆さんに評価されたことがうれしいです」とほおを緩めた。

 2月に他界した父、市川團十郎さん(享年66)と最後に共演を果たした作品で「少しでも多くの皆さまに日本の美しさを見ていただけるのは、父としても喜ばしいことだと思う」としみじみ。
 團十郎さんとの共演シーンは昨年、京都・太秦で撮影。当時を振り返り、「父は芝居と芝居の合間に太秦に出て撮影していました。体調はそこまでよさそうじゃなく、きついんだと(自分は感じた)。父との思い出の作品が残っているだけでもありがたいし、その作品で海外の方々の評価をいただいたのは父も喜ぶと思う」と團十郎さんの胸中を代弁した。

 受賞を知ったのは3日午前7時ごろだったが、マネジャーから「ブログにアップするのはテレビで速報が流れてからにしてほしい」と要請され、午前11時ごろにブログで受賞を報告。更新頻度が高いことでブログが注目されており、「何かを始めるとやめられない性質。朝起きたら、妻や子どもにあいさつする前にブログを書いています」と明かし、「(自分でも)どうかと思いますね」と笑いを誘った。

 授賞式が行われた現地カナダでは、妻役を務めた女優の中谷美紀(37)が茶道歴10年の腕前を披露した。スケジュールの都合から授賞式に同行することはできなかったが、「映画の中ですけど、いい奥さんを持ててとても幸せ。向こうでもお点前をして、美しい日本女性像を見せてくれた。いい奥さんでしたね」と感謝の気持ちを言葉にした。

 映像作品でも海外の評価を得て「もちろん歌舞伎が中心ですけど、(映画など)ほかの世界に行くことで海老蔵というものを見て、そして歌舞伎を見ていただくきっかけになれば。そしてその時に、初めて見る人でも歌舞伎がおもしろいという段階にあれば」と歌舞伎界発展の足掛かりとして、映像作品にも前向きな姿勢を見せた。

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