尾崎紀世彦さん「また逢う日まで」“献歌”

2012年9月2日 17:05

5月31日に亡くなった歌手の尾崎紀世彦さんをしのぶ会が2日、都内で。出席者600人が「また逢う日まで」を合唱。ハワイ在住の長女の良奈さんは「絶対に(お父さんは)会場にいたと思います」と涙した。

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 5月にがんのため亡くなった歌手の尾崎紀世彦さん(享年69)をしのぶ会が2日、都内で営まれ、歌手の尾藤イサオ(68)、渡辺真知子(55)ら約600人が出席した。

 会場入り口には、大ヒット曲「また逢う日まで」で受賞した「第13回日本レコード大賞」と「第2回日本歌謡大賞」のトロフィーやレコードのジャケット写真などが飾られ、来場者は尾崎さんの栄光に彩られた日々にあらためて思いを馳せた。

 みこしが好きで、自らみこしの会「紀の字」を作った尾崎さんをしのぶために、開会にあたっては「紀の字」の会員ら60人がはっぴ姿で登場。尾崎さんの写真を飾ったみこしで会場を練り歩き、にぎやかな幕開けを演出した。

 発起人による献杯のあいさつの後は、会場のあちらこちらで思い出話の花が開いた。会の後半にはレコード大賞受賞時の映像がモニターに流れ、尾崎さんの声量あふれるダイナミックな歌唱法に会場中が聴きほれた。
 その後は、出席者全員がピアノを伴奏に「また逢う日まで」を“献歌”。故人と“また逢う日まで”の別れを惜しんだ。

 最後は、尾崎さんの兄の尾崎彰彦さん(77)があいさつに立った。
 ステージ上に、ハワイ在住の尾崎さんの長男・尾崎紀世彦二世さん(36)と長女・良奈(らな)さん(38)を手招きし、「紀世彦が天国にいるのか地獄にいるのかは分かりませんけども、たぶん皆さまの心の中にはいると思います」と感謝の言葉を伝えた。

 2011年6月から尾崎さんと一緒に暮らし、看病をしていたという紀世彦二世は、会場に尾崎さんの魂を感じていたという。
 「きょうの(会を)見て、いなくなったと思えないくらい、いたような雰囲気があった」と声をつまらせ、良奈さんも「絶対に会場にいたと思います」と大粒の涙をこぼした。

 良奈さんは今年2月1日に双子を出産。尾崎さんは初孫に会うために、病を押してハワイへ足を運んだという。
 滞在期間は10日ほど。親子孫のかけがえのない時間を過ごせた様子で、良奈さんは「孫たちを見守っていてください」と天に呼びかけた。

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