勘三郎感激…中村座に三社祭のみこしが登場

2012年5月18日 16:52

東京・浅草の「平成中村座」で上演中の五月大歌舞伎「神明恵和合取組 め組の喧嘩」に18日、三社祭のみこしが登場。芝居終了後に奥の扉があいてみこしが入場すると「神様のお引き合わせ」と中村勘三郎。

記事全文

 東京・浅草の隅田公園内仮設劇場「平成中村座」で上演されている五月大歌舞伎「神明恵和合取組 め組の喧嘩」の舞台に18日、斎行700年にあたる三社祭のみこしが登場した。

 舞台は、粋でいなせな火消しめ組の鳶(とび)と力士の華々しいけんかを活写した江戸世話物。歌舞伎俳優の中村勘三郎(56)が初役でめ組の辰五郎を演じ、話題となっている。

 芝居終了直後に舞台奥の扉があき、みこしを担いだ男衆が入場すると、来場者は大歓声で総立ち状態に。担ぎ手には、先月まで同劇場の舞台に出演していた俳優の笹野高史(63)、歌舞伎俳優の坂東彌十郎(56)の姿もあり、来場者を驚かせた。

 勘三郎は、節目の年に浅草で公演を行っていることに感謝し、「神様のお引き合わせでこの場所で(歌舞伎を)やらせていただきまして、三社祭のみこしに出ていただきました。本当にありがとうございました」とあいさつ。
 中村梅玉(65)は「出たい、出たいと思っていた平成中村座に初めて出ることができて、こんな素敵な瞬間に立ち会えるなんて…。役者冥利(みょうり)に尽きます」と感無量。
 中村扇雀(51)も「奇跡だと思っています。このまま足を仲見世に運んでいただいて…」と、お膝元の商店街をしっかりとアピールして笑いを誘った。
 
 中村橋之助(46)は「このロングラン公演は本当に最後になりますけど、勇気とパワーをくれました。心が一つになったのも、僕たちだけの力ではなく、浅草のみなさん、足を運んでくださった皆さまのお力です」と来場者らに深く感謝。
 最後は勘三郎が音頭を取り、「浅草のみなさん、ここにいる方、いない方の幸せを願って!」とユーモアあふれるあいさつで一本締めを行った。

  • PR
  • PR

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら