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【速報】目や口を養生テープで塞ぎ写真撮影…障害者支援施設で虐待8件発覚 和歌山「南紀あけぼの園」

 和歌山県上富田町にある障害者支援施設で、職員が入所者に対し、日常的に暴行を加えていたことが分かりました。  社会福祉法人和歌山県福祉事業団によりますと、上富田町で運営する障害者の生活支援施設「南紀あけぼの園」で、ことし1月、女性職員が入所者に対して、目や口を養生テープで塞いだうえで、写真を撮るなどしていたということです。  事業団が、この施設で働く他の職員に聞き取りを行ったところ、女性職員はほかにも、入所者を突き飛ばしたり、顔や頭をたたいたりしたほか、首を掴んで移動させるなどあわせて8件の虐待行為を行っていました。  女性職員は「虐待事案ということは分かっていた。そのことは今は悪いことだと分かっている」、「利用者が声を上げていて、どうにかして抑えなければと思った」と話しているということです。  また、他の職員は女性職員の虐待行為を把握していたにもかかわらず、少なくとも2か月以上、施設長への報告を怠っていました。  被害を受けた入所者は5人いるということですが、いずれもケガはありませんでした。和歌山県福祉事業団は「心よりお詫び申し上げる。法人の問題として真摯に向き合い、信頼回復に努める」としています。

日テレNEWS NNN

14:51