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ロシア軍が今月、ウクライナ東部で開始した新たな攻勢について、ロシアのプーチン大統領は17日、現時点で中心都市のハルキウ市を占領する計画はなくロシア本土に届く攻撃を阻止するための緩衝地帯の確保が目的だと強調しました。 プーチン大統領「私たちは緩衝地帯の創設を余儀なくされている。ハルキウについて現時点では、そのような(占領する)計画はない」 プーチン大統領が言及したのは、ロシア軍が今月に入ってウクライナ北部の国境を越え、ハルキウ州への新たに開始した攻撃についてで、プーチン氏は、中心都市のハルキウ市を占領するためではなく、ロシア本土に対するハルキウ州からの攻撃を阻止するためだと改めて強調しました。 また、ウクライナや欧米各国が来月、スイスでウクライナ和平について話し合う会議を予定していることをめぐり、プーチン大統領は、「ロシアが出席しない会議の和平案を受け入れるのは不可能だ」と述べました。 さらに、2022年にイスタンブールで話し合われた停戦合意案を「交渉の基礎とみなしている」と述べました。この合意案は、ロシア軍が侵攻前の地点まで兵を撤退することや、ウクライナがNATO(=北大西洋条約機構)への加盟を放棄することなどが盛り込まれたもので、当時、ウクライナから提案され、ロシア側も評価していましたが、その後、交渉は頓挫しました。
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