栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、死体損壊の疑いで逮捕されていた25歳の男について、警視庁は11日、夫婦を殺害した疑いが強まったとして男を殺人の疑いで再逮捕しました。 殺人の疑いで再逮捕されたのは建設業の平山綾拳容疑者で、先月15日から16日にかけて仲間と共謀の上、品川区東五反田にある空き家のガレージで宝島龍太郎さんと妻・幸子さんの首を絞めるなどして殺害した疑いがもたれています。 この事件は先月16日、栃木県那須町で宝島さん夫婦の焼けた遺体が見つかったもので、これまでに事件を主導したとみられる夫婦の娘の内縁の夫・関根誠端容疑者や指示役とみられる佐々木光容疑者ら6人が死体損壊の疑いで逮捕されていました。 捜査関係者によりますと、平山容疑者がこれまでの調べに対して佐々木容疑者の名前をあげて「夫婦を殺して遺体を処理しろと言われた」と供述しているということです。 平山容疑者は殺害の指示を受け、実行役らに伝えた仲介役とみられ、警視庁はこれまで逮捕された6人の役割分担を調べるとともに事件を主導したとみられる関根容疑者と宝島さん夫婦の間にトラブルがあったとみて、事件の全容解明を進めています。

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