暑さと寒さ どちらが苦手?

(2019/01/07)

気象キャスターの岡田沙也加です。
突然ですが、
暑いのと寒いの、皆さんはどちらが苦手ですか?
先日、この質問に本気で向き合う本に出会いました。

「暑さ寒さと人間ー至適温度へのアプローチ」(中公新書・1977年)


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この本によると、
まず、人間の体温の上限は42度くらい。
これを超えると細胞のタンパク質が変化してしまうそう。
普段の体温が36度くらいですから、上限は+6度と意外とすぐなんですね。

下限はどうか。
24度くらいまで下がっても蘇生できた例が紹介されていました。
(とは言っても33度以下になると意識障害に陥るそうで危険です)
こちらはケース・バイ・ケースですが、普段の体温と比べると大分低い。

結果、
極論で言えばどちらかというと寒い方に強い?と言えそうですね。

ただ、ですよ。
暑さに弱いからこそ、人間の身体は暑さを冷ますための機能を
しっかり備えています。私たちは、100度近いサウナの中でも、
太陽の下でフルマラソンを走りきっても、何とか生きていますよね?
これが可能な動物は、大量の毛穴から汗をかくなどの冷却システムを持つ
人間くらいだそう(ラクダを除く)。

こう考えると、うーん。
見方によっては暑い方に強い、とも言えるのかもしれません。

と、こんな話をしている中ですが、、、

いずれにしても体温に変化が出てくるような暑さや寒さは
身体に大きな負担がかかります。
そうなる前に、エアコンや毛布などでしっかり身体を気遣ってあげることが大事。
気象情報もしっかり確認して備えてくださいね。

ちなみに私は寒い方が苦手です。

投稿者 岡田沙也加


とっさの行動 動じずに

(2018/10/08)

通勤途中、目の前で人が倒れたら、 皆さんどうしますか?

先月、日本テレビの防災活動の一環で、
東京消防庁の方々から応急手当の方法について教わる、
普通救命講習会を受講しました。

<教えていただいたことは主に3つ>

①心肺蘇生の方法
呼吸と心臓の機能を補助するための「胸骨圧迫」と「人口呼吸」のやり方。

②AEDの使い方

③けがの手当などの方法
空気の通り道に異物を詰まらせ呼吸ができなくなっている人の異物を
取り除く・出血部位を圧迫して出血を止める方法。

みっちり3時間、実践を混じえて教えていただきました。


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手順や注意点を頭に入れて、体で感覚も覚えて、すこーしですが
以前の私よりは人を助けられる自信がつきました。

それでも実際に目の前で誰かが倒れたら...
びっくりして気が動転して何もできないんじゃないか。
むしろ自分のような素人が何かしても逆効果なんじゃないか
と萎縮してしまうと思うんです。

そんな時に思い出したいのがこの事実。

「救急車がくるまでの空白の数分間」

この時間が倒れている人の命を大きく左右するそうです。
他でもない自分の行動で、その人の命が助かる可能性が高くなるのです。

また、万が一救命活動ができない状況だったとしても、
救急車を呼ぶことはもちろん、
「頑張ってください」
「すぐに助けがきます」
と前向きな声をかけ続けるだけでも苦痛の軽減などの効果があるそうです。

社会の一員としてはまだまだ足手まといな私ですが、自分ができることを
少しずつ増やしていければいいな、と思います。

ちなみにこうした救命講習は、東京以外でも各地で行われているようです。
気になる方は是非、インターネットで「救命講習 + お住いの地域名」と
検索してみてください。

投稿者 岡田沙也加


この先も続く猛暑予想

(2018/07/16)

平成30年7月豪雨で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

この日記を書いている時点では、まだ安否の分からない方が多くいらっしゃいます。
ため池決壊など新たな災害のおそれがあります。
これ以上、被害が広がらないことを願います・・・。

また、今まさに避難生活、復旧作業をされている方々は、
暑い中、想像できないような大変な思いをされているかと思います。

そんな中、「暑さ」に関する情報は次々と発表されています。

まずは「異常天候早期警戒情報」。
東北~九州の広い範囲で「7月17日(火)~26日(木)にかけて
気温が平年よりかなり高い」ことへの警戒が呼びかけられています。


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(「異常天候早期警戒情報」気象庁より7月12日発表)


さらに、一ヶ月予報。
これによると、「7月14日(土)~8月13日(月)にかけての向こう一ヶ月間は、
東北~九州の広い範囲で気温が平年より高い」予想となっているんです。


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(「1ヶ月予報」気象庁より7月12日発表)


つまり、今感じている猛烈な暑さは、この先もしばらく続くということです。
熱中症や感染症に十分お気をつけて、周囲の方々と声を掛け合って
乗り越えて頂ければと思います。


最後に、ちょっと涼しい話題を。

1ヶ月ほど前、東京から北へおよそ1400キロ、
稚内のお隣で日本最北端の村、北海道猿払村へ行って参りました。

最北端の気象台、稚内地方気象台も訪問。


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私が訪れた時もダウンジャケットが必要な寒さでしたが、
こちらでは古くから「寒さ」が生き残る上での課題だったようです。

途中立ち寄った博物館では、昔使っていた"寝床"が展示されていたのですが、
木箱におがくずや毛皮を敷き詰めて、さらに箱に蓋をして寝ていたそう。
暖房器具が発達していなかった頃、冬の厳しい寒さには、さぞ苦しめられたことでしょう。


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日本という海に囲まれ自然豊かな国に生まれたこと。
これは、自然の恵みを存分に楽しめる反面で、
厳しい自然と向かい合って生きていかなければならないことだと思います。

自然災害による被害をなくすために、自分は何ができるのか。
目の前の現実に向き合って考えていきたいと思います。


投稿者 岡田沙也加


春からよろしくお願いします。

(2018/04/02)

みなさん、はじめまして。
4月から気象情報を担当させていただくことになりました、
岡田沙也加です。

初めてだらけの春ですが、つい先日、初めてのフルマラソンに挑戦しました。
結果は.........


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......なんとか完走!!(ごめんなさい。半分は歩きました。)
途中、足が痛くてゴールできるか不安になりましたが、
「頑張ってね」と声をかけてくれた周囲の方々の顔、
「本当に走れるの?」と報告を楽しみにしてくれている相方アナウンサーさんの顔。


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そして完走賞(なんとティファニーのペンダント)や
途中でもらえる"ういろう"(名古屋名物)を思い浮かべながら、
どうにか6時間36分01秒という制限時間ギリギリのタイムでゴールにたどり着きました。


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さあ、これで、人生でやりたいことリストの1つを達成できました。
やったね!


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気象予報士になって4回目の春。
この仕事は出会いも多ければ別れも多くあります。

悔いを残さないよう、毎分毎秒、
目の前の空・人・コトと真剣に向き合っていきたいと思います。

みなさん、これからどうぞよろしくお願いします! 

投稿者 岡田沙也加